ゆらゆら、ゆらり「おなべブランコ」

難病児のためのおもちゃセット「あそびのむし」には、「おなべブランコ」という手づくりの布製おもちゃが入っています。

おなべブランコは、真ん中に子どもをのせ、大人がゆっくり持ち上げて、わらべ歌などを歌いながら、ブランコを揺らすようにゆらゆらと動かして楽しむものです。

元々は保育の各現場で手作りされて、遊ばれている「おなべブランコ」。

この布製おもちゃを、病児服と医療用生活雑貨を販売しているpalette ibu.(パレットイブ)東京おもちゃ美術館が協力し、「あそびのむし」のために製品として企画・製作をしています。

手づくりおもちゃとはいえ、お子さんを乗せるものですから、民間の安全試験所にて製品の強度試験をうけています。

実際にこの「おなべブランコ」を製作するのは、東京おもちゃ美術館のおもちゃコンサルタントたちによるお針子チームのメンバーたちです。

東京おもちゃ美術館の呼びかけに、裁縫の腕に覚えのあるおもちゃコンサルタントたちが集まってくれました。

実際の現場で使いやすいようにと、製品の形、材料の素材、縫製の仕方など、知恵を出し合って「おなべブランコ」が出来上がりました。